2010年3月1日号

●日本精工、釣具ベイトリール用「超低摩擦ローラクラッチ」を開発

●NTN、ULTAGE「高速サーボモータ用次世代深溝玉軸受」開発

●NTN、『高性能大形ガントリXYテーブル』開発

●SKF、テーパローラベアリング改修用シール、インド鉄道から大量受注

●不二越、組織改正、自動車用油圧機器の生産体制を拡充

●日本精工、「ベアリング・グロッケンU」、文化庁メディア芸術祭の審査員委員会推薦作品に選出

●中部ベアリング販売協会、賀詞交歓会

●【展示会レポート】「第2回 カーエレジャパン」「第1回 EVジャパン」

●在日フランス大使館企業振興部、第6回水素・燃料電池展、フランスパビリオンを出展

●【ブックレビュー】「超精密位置決め技術」「産業技術力はいかにして創られるか」

●第21回 関西NTN会ボウリング大会、開催

●「NTN TECHNICAL REVIEW」第77号、発行

●その他 「中小企業の緊急時対策」など

2010年2月15日号の内容はこちら

 日本精工、釣具ベイトリール用「超低摩擦ローラクラッチ」を開発

日本精工は空転時摩擦を大幅に低減させた釣具ベイトリール用ローラクラッチの開発に成功した。 空転時摩擦の低減で、リールの操作性、巻き心地が大幅に向上する。

ローラクラッチは外輪、ローラ、保持器とスプリングから構成され、 外輪と軸間にはローラを収めるクサビ状の空間が設けられている。 釣り糸の巻き上げ時、このローラがクサビの広い方向に移動してリールは空転する。 逆に魚がかかり糸が引っ張られると、 瞬時にローラがクサビの狭い方向に動いてロックした状態になり糸の引き出しを防ぐ。

日本精工はローラクラッチの構造を見直し、 各パーツを最適化することで空転時摩擦を90%も減らすことに成功。 新製品は既に大手メーカに採用されている。

同社は今回の開発で特許を1件取得し、3件を申請した。 新開発品については釣具リールに加えて、事務機などの空転摩擦の低減にも転用できる。

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 NTN、ULTAGE「高速サーボモータ用次世代深溝玉軸受」開発

NTNは、工作機械、ロボット、搬送装置などFAシステムをターゲットとした、 グリース封入形玉軸受でdmn値100万対応の『高速サーボモータ用次世代深溝玉軸受』を開発し、 ULTAGE(アルテージ=※)シリーズ≠ニして位置づけ、商品化した。

近年、工作機械主軸をはじめとするFA機器や産業機械用サーボモータは、 性能向上(高速化、高出力化、長寿命化)が進んできた。現在は特に高品質・高信頼性が求められている。

NTNではサーボモータ用軸受の更なる信頼性向上を目指し、急加減速耐久性能を従来比2倍以上に飛躍させた。 この性能向上は、ボール進み遅れに起因する保持器の挙動に着目し、保持器ポケット部を改良させて達成し、 さらに外輪にグリースポケットを付加することでグリース潤滑の長寿命化も図った。 この製品は、新型アルテージシリーズ軸受として本年度より販売を開始した。

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 NTN、『高性能大形ガントリXYテーブル』開発

NTNは、『高性能大形ガントリXYテーブル』を開発した。 この開発品は太陽電池パネル製造をはじめ、フラットパネル製造・検査など、 大形ワーク用途対応のガントリ型精密位置決めXYテーブルであり、軽量、高剛性、低コストを実現した。

NTNでは、長ストロークの移動慣性となる上軸用ビームに薄肉の角形鋼管を採用し、 さらに構造解析により設計の最適化を図ることで、軽量と高剛性を両立させた。

今回NTNが開発した高性能大形ガントリテーブルでは、従来ビームとの質量比60%、 剛性比120%を達成した。これにより、高速移動後の急減速停止時における整定時間の短縮や、 リニアモータの省出力化や小形化につなげることができる。 また、角形鋼管は、CFRP材など特殊な高性能材料と比較し、 入手性、加工性に優れていることから、低価格で柔軟な生産対応と精度確保が可能となる。

NTNでは、今回開発したビームに加え、下軸用ベース、駆動系にも最適設計を展開しており、 コストパフォーマンスに優れた大形精密位置決め駆動ユニットを提供する。

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 SKF、テーパローラベアリング改修用シール、インド鉄道から大量受注

SKFはインド鉄道より貨物車輌用テーパローラベアリングユニットの改修用シールを大量受注した。

シール受注額は2000万スウェーデンクローナ(約2億5000万円)で、 ニューデリーに本拠を置くインド鉄道による一回分のシール発注としては過去最高額となる。 このシールはSKFのバンガロール工場(インド)で製造される。

SKFインドのシシル・ジョシプラ社長は 「今回、世界トップクラスかつ環境への影響が少ない持続的ソリューションであるシールの供給元として、 インド鉄道と取引が成立したことを大変うれしく思っている」と語った。

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 不二越、組織改正、自動車用油圧機器の生産体制を拡充

不二越は、10年2月1日付で「カーハイドロリクス製造所」を新設し、 自動車用油圧機器(カーハイドロリクス)の生産体制を拡充すると発表した。

不二越は、同社の持つベアリングと油圧技術を融合した独自の技術により、 自動車用油圧機器(自動車用ソレノイドバルブ、自動車用油圧ユニット)の分野で主要な地位を占めている。

現在、国内自動車の9割以上で使用されているAT(自動変速機)、CVT(無段変速機)には、 自動車用ソレノイドバルブが搭載されている。海外においても新興国を中心に、 スムーズで快適なドライビングへの要求が高まっており、AT、CVTの需要が増加している。 これに伴って自動車用油圧機器の受注・売上が拡大している。

不二越は、この需要増を受けて、自動車用油圧分野の拡充を決断した。

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 日本精工、「ベアリング・グロッケンU」、
          文化庁メディア芸術祭の審査員委員会推薦作品に選出

日本精工と作曲家・川瀬浩介氏の共同制作「ベアリング・グロッケンU」が、 平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭(文化庁、国立新美術館、CG―ARTS協会主催)審査員委員会推薦作品に選出され、 2月3日(水)〜14 日(日)の12日間、東京都六本木の国立新美術館で開催した同芸術祭に出展した。

「ベアリング・グロッケンU」は、06年、 日本精工が創立90周年を記念し開催した「NSKベアリングアート展」において製作した楽器「ベアリング・グロッケン」の2号機。 同社では、ベアリングが摩擦を減らし、機械をスムーズに回転させることで、 環境にも貢献していることを広く理解してもらいたいと製作した。

メディア芸術祭では、制作者の川瀬氏(写真右から2番目)が毎日会場で「ベアリング・グロッケンU」を紹介。 「見た人が思わず笑顔になってしまう、衝撃的にチャーミングな現象を生み出す作品」と氏自ら評す通り、 作品の前には多くの人が集まり、笑みを浮かべながら動きと音色を楽しんでいた。

普段は機械に組み込まれているため、あまり目にすることのないベアリングだが、 今回の選出により、多くの人に見て知ってもらえる機会となった。

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 中部ベアリング販売協会、賀詞交歓会

中部ベアリング販売協会(会長・安井脩之氏)は1月28日午後5時から名古屋逓信会館において、 会員33社80余名、工業会8社30名、総勢110余名が集い、「平成22年賀詞交歓会」を盛大に開催した。

青木副会長の司会で会が進行され、始めに安井脩之会長から 「忌憚のない情報交換により、本会を大いに活用していただきたい」との挨拶があった。

次いで来賓として、吉川武志氏(工業会代表=ジェイテクト営業本部産機・市販営業推進部主幹兼市販グループ長)が 「我々は、ただ春を待つだけではなく、自ら動いていく必要がある」と挨拶した。

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 【展示会レポート】「第2回 カーエレジャパン」「第1回 EVジャパン」

「第2回カーエレジャパン」(国際カーエレクトロニクス技術展)と 新規展「第1回EVジャパン」(EV・HEV駆動システム技術展)が1月20日(水)より22日(金)まで、 東京有明の東京ビッグサイト西展示棟で開催された。主催はリードエグジビションジャパン梶B

自動車の安全性向上とエコ志向の高まりのなか、クルマの「電動化」への関心は高く、 多くの見学者が詰めかけていた。EVジャパン会場の一角に設けられた「電気自動車特別展示コーナー」には、 前回同様、黒山に人だかりができ、報道関係者だけでなく、カメラを手にした見学者の多くがが外見、 車内、足回りとくまなく写真を撮っていた。

カーエレジャパンには電子部品・デバイス、電子素材、製造・検査装置/技術、テスティング、 組み込みシステム技術の5ゾーンに120社、EVジャパンにはモータ・インバータ、 部品・材料、二次電池、充電設備、製造装置、試験・計測・シミュレーションの6ゾーンに94社が展示した。

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 在日フランス大使館企業振興部、
          第6回水素・燃料電池展、フランスパビリオンを出展

3月3日(水)〜5日(金)の期間、東京ビッグサイトにおいて開催される第6回水素・燃料電池展に、 在日フランス大使館企業振興部(ユビフランス)は、フランスパビリオンを出展する。

水素・燃料電池分野におけるフランスの進んだ技術は、世界的にも知名度の高いものがあるが、 フランスは特に、公的機関でも民間分野でも多くの研究員を擁し、ヨーロッパで多大の投資を行っている。 次世代電池の開発のためにこのほど締結された、 ルノー/日産自動車/CEA(フランス原子力・代替エネルギー庁)の提携や、 PSA・プジョーシトロエンと、i―MiEVを擁する電気自動車大手の三菱自動車の接近は、 日仏共同プロジェクトの良い例であり、今後更に両国間の協力関係が生み出されるであろうことを期待させる。

この知名度を背景に、フランスパビリオンはフランス企業、研究所の優れた製品や技術を披露する。 日本の業界にとっては、フランスの最新技術を発掘し、フランス出展企業各社と懇談する絶好の機会となる。

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 【ブックレビュー】「超精密位置決め技術」「産業技術力はいかにして創られるか」

「超精密 位置決め技術」 大塚二郎著 〈発行所=養賢堂〉
本書の著者である大塚二郎氏(静岡理工科大学名誉教授)は、本書「はじめに」の中で、 世界における超精密工学の歴史的説明を行った後、 日本における超精密技術の発展過程について述べ、 「ここ十数年、科学技術の基礎レベルダウンが叫ばれる中、精密工学もそのうちの一つのようである。 そこで、本書は意識的に基礎を重視した内容になっている」としている。

<本書の主な内容>
1章 超精密位置決め技術の基礎
2章 超精密位置決め達成法
3章 アッベの原理
4章 変位センサ
5章 構造要素
6章 制御
7章 熱変形対策
8章 振動対策
9章 転がり要素の非線形ばね特性
10章 ボールねじ対リニアモータ


「産業技術力はいかにして創られるか 産業技術立国日本の自叙伝」
                           角田和雄著 〈発行所=養賢堂〉


18世紀中ごろ、イギリスで紡績作業が、手工業から工場での機械生産に変化し、 これをいわゆる「産業革命」の始まりとされている。 当時日本では江戸時代の中期であり、ものづくりはすべて手工業であった。 明治維新以後、「文明開化」で西洋技術が急速に導入され、 それから1世紀半を経た現在、日本は世界トップレベルの産業技術立国となった。 その原動力となったものはなんだろうか?、本書はそれを実に体系的に解き明かしている。

<本書の主な内容>
◇文明のパラダイスとものづくり技術
◇技術と科学から工学と産業を創る
◇世界に誇る日本の産業技術創造力
◇近現代日本を築いた産業技術

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 第21回 関西NTN会ボウリング大会、開催

NTNの代理店・特約店の親睦団体である関西NTN会(会長・前西佳信氏=エバオン且ミ長)は、 2月13日(土)大阪府豊中市の新三国アルゴで「第21回関西NTN会ボウリング大会」を開催し、 NTNの代理店、特約店から160名が参加して熱戦を繰り広げた。

今回会場となった新三国アルゴは総60レーンで、大会は40レーンを貸し切って行われた。 参加者のこの大会にかける意気込みは大きく、親睦大会といえども真剣にプレーする迫力ある光景が会場全体を包んだ。

午後3時30分、ゲームは終了し、別室で表彰式と懇親パーティーが開かれた。

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 「NTN TECHNICAL REVIEW」第77号、発行

NTNはこのほど、同社の技術誌「NTN TECHNICAL REVIEW」 (NTNテクニカルレビュー)第77号を発行した。今号は「環境対応特集号」。

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 そ の 他

○「中小企業の緊急時対策」  大阪市信金のアンケート調査から

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